皆さんこんにちは、Jackです。
今回のお話は、好きなことをしていても溜まるストレスについてです。
意外なことかも知れませんが、その分だけなかなか気づきにくいことなので、ぜひ皆さんにもご注意いただきたいお話です。どうぞよろしくお願いいたします。
好きなことをしていても、意外とストレスは溜まるもの
好きなことでも溜まる、意外なストレス
皆さんは「ストレス」という言葉を聞くと、どのようなイメージを持たれますか?
おそらく大多数の方は、ストレスという言葉にマイナスイメージを持たれることだと思います。僕自身もそうです。
でも、実のところストレスに「良い」とか「悪い」とかいった色はついていなかったりするものなんですよね。
何が言いたいのかというと、好きなことをしている間にも、無意識のうちにかかるストレスというものが存在するということです。
より厳密に言えば、ストレスというよりは「肉体的・精神的な負荷」というべきでしょうか。
例えば、ハマってしまったスマホゲームに熱中して、夜遅くまでスマホ片手に夜更かしをしてしまった経験などはありませんか。
このような場合、自分が好きで楽しんでいるスマホゲームなのですが、肉体的・精神的な疲労というものは確実に蓄積しています。
特に目を使う作業は、顕著に肉体的・精神的な疲労を蓄積させていきます。
でも、自分が好きでやっていることなので、なかなか辞め時のようなものを見いだせず、「あと少しだけ」を何回も繰り返してしまいがちなんですよね。
僕の場合は、文章を書くという作業がこれに当たったりするのですが、ついつい「あともうちょっとだけ」みたいな感じで文章を書いていて、気が付いたら日付が変わっていたというようなこともちょくちょくあったりします。
そういった感じで「あと少し」を繰り返すよな時って、本人の意識としてははっきりしているつもりなのですが、実際のところは脳も肉体も疲労しきっていて、まともな判断が下せないような状態になっていることもしばしばです。
蓄積したストレスに「色」はない
このことにおいての落とし穴(のようなもの)は、先にも申しましたとおり「ストレスに『良い』とか『悪い』とかいった色はついていなかったりする」ということです。
つまり、自分が楽しいと思って続けていたことで蓄積した肉体的・精神的な負荷に加えて、自分が嫌だと思うことで蓄積される肉体的・精神的負荷が加わると、いずれにしても自分自身の限界を超えてしまうことになるということです。
スマホゲームでの夜更かしも、一晩だけであればどうということはないのかも知れませんが、連日のようにそれを続けていると、自分自身の肉体的・精神的疲労が蓄積されてしまいます。
当然のことながら、公私共に肉体的・精神的な能力(パフォーマンス)にも影響が及び、いわゆる「お疲れモード」が常態化してきます。
そのような時に、仕事で大きなストレスが掛かったりすると、疲労度の少ない時であれば耐えられるはずのストレスに対しても、耐え切れずに抑うつ状態になってしまうといったことも考えられます。
余力を残す心がけを
ということで、最後に皆さんにお伝えしたいことは、楽しいことであっても腹八分目ぐらいでやめておく、いわば「余力を残す」心がけについてです。
常にストレスの受け皿がいっぱいいっぱいだと、何かの拍子に加わった新しいストレスに耐えられません。
なまじ気力や体力に自信がある人ほど「自分はまだまだ大丈夫」と、安易に無理をしがちなものなのですが、抑うつの主な要因が極度の脳疲労であることから考えると、うつは誰にでも起こりうるものと言えるでしょう。
なので、嫌なことをしている時にはもちろんのこと、好きなことをしている時でも、自分の肉体的・精神的な疲労度を時々客観視してみて、まだまだ大丈夫と思っているぐらいの時点で「念のために、今回はこれぐらいで押さえておこう」と思える勇気を持っていただければと思います。
本当に、一度うつになってしまうと、なかなか元通りの健康な状態に戻ることは出来ません。今は健康な皆さんも、今もうつに苦しんでおられる皆さんも、何事もほどほどにしておくに越したことはありませんよ。