皆さん、ご無沙汰していました。Jackです。
今回は「中年の危機」をキーワードにお話を進めてみたいと思います。僕自身、色々と悩むことが多いテーマでもあるのですが、どうぞよろしくお付き合いください。
「中年の危機」との向き合い方
「中年の危機」とは?
あまり耳にすることはないかも知れないキーワードですが、「中年の危機」とは簡単に言えば、特に40代前後を中心とした心の在り方の揺れのようなものです。
「ミッドライフ・クライシス」あるいは「ミドルエイジ・クライシス」と呼ばれることもあります。
社会人として生活していく中で、年齢が40代に差し掛かる頃になると、自分自身の肉体的・精神的なスタミナは落ちていく傾向にあるのに、社会的に果たさなければならない責務(仕事であったり、親の介護や子供の世話などであったり)は増えていく傾向になってきます。
加齢によって、問題を解決するためのパワーは減っていくのに、解決しなければならない問題はどんどん増えてくるという訳ですね。
当然のことながら個人差はあるのですが、40代という年齢は、多くの人が数々の悩みを抱えやすい年齢であるとも言えるでしょう。ふと自分の現状を振り返って、仕事が嫌になることだってあるはずです。
そんな中で、自分自身に関するアイデンティティや自己肯定感の変化などについて、上手くバランスが取れなくなってくると、だんだんとストレスを溜め込んでしまい、場合によっては抑うつ状態になってしまうことがあります。
対策はとにかく「無理をしない」こと
では、この「中年の危機」に対して、どのような対策を取れば良いのでしょうか?
基本的には、とにかく「無理をしない」ことだと僕は思います。
仕事であれプライベートであれ、若かった頃と同じペースで問題を解決しようとすると、いずれはエネルギー切れを起こしてしまいます。
なまじ若い頃には元気だった人ほど、加齢によって肉体や精神に衰えが出てくると、それを認めたくないと思う気持ちが強くなってしまいます。その分だけより強くストレスを感じることにもなり、心身共に辛くなりやすいことでしょう。
なので、仕事やプライベートにおける問題解決で無理をしないよう心がけると同時に、ありのままを受け入れるという考え方も大切になってきます。
加齢による心身の衰えをはじめ、いくらもがいてもあがいても解決できない(あるいは解決のしようがない)問題というものが、世の中にはあります。そういった問題を意地でも解決しようとすると、ストレスが溜まる一方です。
また、自分で解決できない問題については、それを手放す勇気を持つなり、その問題を解決できる人を頼るなりすると良いでしょう。
仕事の悩みであれば職場の周囲の人達の力を借りたり、親の介護の悩みであればヘルパーサービスを利用するなり、自分だけでは解決できない問題でも、自分から手放し、誰かに頼ることで何とかなる問題は、案外多いものです。
もしもこの記事をご覧の皆さんが「中年の危機」を迎えた時、この三つの事柄を思い出していただければ幸いです。
誰かを大切にする時でも、まずその前に必ずしなければならないことは自分を大切にすることです。自分自身が心身ともに健康であって、初めて誰かの力になることが出来るのですから。