仕事が嫌になったら見るブログ

仕事が嫌になって仕事を辞めたおっさんから、仕事が嫌になった皆さんに向けた様々なtips集です。

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人に話を聞いてもらえることの大切さ


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 皆さんこんばんは、Jackです。

 

 今回皆さんにご紹介するお話は、「人に話を聞いてもらえることの大切さ」についてです。

 仕事で嫌なことがあった時などには、誰かにお悩み相談や愚痴を聞いてもらいたいと思うことが多いと思うのですが…その効果の大切さについて、ちょっとお話をしてみたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

人に話を聞いてもらえることの大切さ

人は誰かに、自分の話を聞いてもらいたい生き物

 実は昨日の晩、高校時代の友人に晩飯を付き合ってもらいました。

 久方ぶりに一緒に食事をしたというのも大きな要素でしたが、一番ありがたかったのは、ここ最近の仕事に関する悩み(というか愚痴?)の話を聞いてもらえたことでした。

 

 人間という生き物は、多かれ少なかれ「承認欲求」を持っているものです。

 誰かに認められたい、自分の話を聞いてもらいたい…そういった思いを悶々とため込むと、いずれ人は抑うつへの道をたどることになります。「ガス抜き」という言い方をしてしまうと身もフタも無いのですが、人は誰かに自分の話を聞いてもらえることで、多少は気晴らしをすることが出来る生き物なのだと僕は思うのです。

 

人に話を聞いてもらう時の注意点

 さて、相手が家族であれ友人であれ、はたまた職場の仲間であれ、誰かに自分の話を聞いてもらう時に注意したい点がいくつかあります。

 僕が思いつく限りでは、次のようなものでしょうか。

 

1)相手の都合をまず考える。

 当たり前のことですが、相手にも色々と都合があるものです。自分が話を聞いてもらいたいと思った時に、必ずしも相手の都合が空いているとは限りません。あるいは、悩みを聞いてもらいたい相手自身が、実はもっと深刻な悩みを抱えているとか。

 

 だから、まずは相談したい相手に連絡を取ってみて、相手の時間を自分に貰うことができるかどうか確認してみましょう。様々な事情により、どうしても都合がつかないようであれば、またの機会を待つべきです。

 

2)出来るだけ簡潔明瞭に、悩み事の相談をする

 せっかく自分のために割いてもらえた相手の時間を、いたずらに浪費するということは避けた方が良いでしょう。いくら相手がOKの返事をくれたとしても、お互いの時間は有限で貴重なものです。

 

 だから、出来るだけ事前に「相手に聞いてもらいたいこと」や「相談したい悩み事の中身」を吟味しておいて、手短に相談に乗ってもらえる工夫をする方が、相手からの心証を害することが少なくなるはずです。

 

3)自分の話ばかりをしないで、相手の話も聞く

 特に久しぶりに会った相手であれば、相手の方からもこちらに話したいことや、相談したいことがきっとあるはずです。だから、自分の話ばかりを一方的に聞いてもらうようなことは避けて、相手の話を聞くという姿勢も大事にすると良いでしょう。

 

 また、相談をお願いした相手からすれば「一方的に愚痴や悩みを聞かされ続けること」は、多かれ少なかれ苦痛を感じることがあるはずです…そういった部分に対する配慮というか、気づかいは大事ですよね。

 

4)相談相手をよく吟味する

 本来であれば、順番がもっと先に挙がってきてもいい話なのですが、話を聞いてもらう相談相手は、よく吟味する方が良いでしょう。

 自分の家族や肉親であれば、比較的都合をつけてもらいやすいかも知れませんが、友人や同じ会社の人などであれば、それぞれ公私ともに忙しいことが普通です。

 

 あるいは、特に同じ会社の人を相談相手にするのであれば「話したくても、立場上話せないこと」や「言いたくなくても、建前上言わなければならないこと」なども出てくるものです…そういった意味では、家族や友人など「仕事上の利害関係が無い人」を相談相手として選ぶ方が、気兼ねなく相談を持ち掛けることが出来るのではないでしょうか?

 

誰かに話を聞いてもらうことの効果

 では、相談相手が見つかったところで、自身の日頃の思いや悩みを相談することになりますが、そこから得られる効果は一体どのようなものでしょうか?

 

1)自分の話を聞いてもらえる安心感

 先にも申し上げましたとおり、人間という生き物は多かれ少なかれ「自己の承認欲求」というものを持っています。

 簡単に言えば、自分の思いや悩みに対して「うんうん、良く分かるよ」「そう思うよね」などといった相槌を打ってもらいたいといったところになるのでしょうが、たとえ悩みの具体的な解決策が見つからないとしても、人に話を聞いてもらえるだけで、人はある程度の安心感を得ることが出来ます。

 

2)自分とは異なる角度からの視点を提供してもらえる

 自分が抱える悩みなどについて、当然のことですが基本的には「自分の視点から見て、このことについてはこう思う」といった思いが強く前に出がちなものですが、特に利害関係が無い第三者の人に相談に乗ってもらううちに、当事者である自分とは違った角度からの視点での意見を貰うことが出来たりします。

 

 このことは、自己を中心とした視点とは異なる視点からの意見として、自分にとっての新たなブレインストーミングの材料とすることが出来る点において、非常に有用であると僕は考えます。

 抱えている悩みが深ければ深いほど、自分の視野は狭くなる傾向が高いので、そういった悩みやしがらみに捕らわれない人からの何気ない一言が、案外問題の解決策の糸口になったりすることは多いものです。

 そういった貴重な意見を貰えることが出来れば、その内容に素直に賛同できるかどうかは別にして、一度受け止めてじっくりと考える材料にしてみると良いと思います。

 

相談相手を見つける時の注意点

 とはいえ、自分の悩みを相談する相手を見つける時には、いくつか注意点もあります。

 一番大きな注意点は「自己の信念や主観が強くて、『○○はこうあるべし』といった思いが強く前面に出る人を相談相手に選ばない」といった辺りでしょうか。

 

 この辺りの見極めは、日頃の人間関係の中から推測するしかないのですが、「まずはこちらの話をじっくりと聞いてくれる人」「その上で、冷静に客観的な意見を述べてくれそうな人」を相談相手に選ぶのが良いと思います。

 最初から「そんなこと、こうあってしかるべきでしょ」とか「何でそんな分かり切ったことを聞いてくるの?」みたいなことを言いそうな人を相談相手に選ぶと、相談しても落ち込むだけですもんね。

 

 あと、できれば「自分よりも年上の人」を相談相手に選ぶと良いのではないかと僕は思います。

 その理由は「自分が今抱えている悩み事について、年上の人であれば『既に同じような悩み』を過去に持っていて、それを克服してきた経験がある可能性が高いから」です。仕事の悩みであろうがプライベートな悩みであろうが、人生の中では人間誰もが似たような悩みを抱えるもので、人生の先輩であれば、同じような悩みを克服されてきた可能性が高いと思われます…まあ、往々にして例外というものは存在しますが。(苦笑)

 

最後に

 悩み事の相談相手として、家族や友人、あるいは職場の仲間などが運良く身近にいる人は大変恵まれていると思いますが、中には「なかなかそういった人が身近にいない」という方もおられるのではないでしょうか?

 

 そんな時には、心身の調子を大きく崩す前に精神科を受診したり、その受信先でカウンセラーを紹介してもらって、専門家による定期的なカウンセリングを受けるなどした方が、大きく体調を崩して取り返しのつかないようなことを出来るだけ避けるといった点において、よろしいのではないでしょうか?

 

 必ずしもそういった相談相手が簡単に見つかるとは言い難いところですが、人間誰かに悩みや愚痴を聞いてもらえるということは、それだけでも心が救われることが多いものです。皆さんにも、自分一人で悩みを抱え込んで限界を迎える前に、出来るだけ早いうちにご自身の心身のケアを図っていただければ良いなと思います。