仕事が嫌になったら見るブログ

仕事が嫌になって仕事を辞めたおっさんから、仕事が嫌になった皆さんに向けた様々なtips集です。

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「気分」「体調」「行動」の相互関係 それぞれが他の要素に与える影響について


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 皆さんこんばんは、Jackです。

 

 今回皆さんにお話する内容は、人間の「気分」と「体調」、そして「行動」の三つの相互関係についてです。

 仕事で嫌なことがあった時に、この三つの要素がお互いにどのように作用するのか…その辺りのお話をしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

「気分」「体調」「行動」の相互関係 それぞれが他の要素に与える影響について

気分の変化が、体調や行動まで影響を及ぼす

 例えば、仕事で嫌なことがあった時に「怒り」が前に出やすい人は、始終頭の中がカッカして顔色は真っ赤、イライラして周りのモノやヒトにきつく当たってしまう…そんなことがあるのではないでしょうか?

 

 この場合、怒りという「気分」が顔色など目に見える形で「体調」に影響が出ていて、かつ周りのモノや人にきつく当たるという「行動」にも影響が出ています。

  それは何故なのか? その答えについては、ジム・レーヤー&ピーター・マクラフリン著「ビジネスマンのためのメンタルタフネス」という本の中でヒントが述べられていました。

 

 

  この本の中の一節で「あなたが顔の表情を作ったような、とるにたりないことで、心理状態や体の化学物質が変わるのである」という部分があるのですが、このように「顔の表情を(自分の気分や体調と関係なく)作る」という行動が、その人の心理状態(気分)や体の化学物質(体調)に影響を与えるということが述べられていました。

 

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  気分と体調、行動の相互関係を図に示すと、このようになるでしょうか。

 つまり、いずれか一つの要素を発端として、他の二つの要素にも大きな影響を与えるというのが、今回お話ししたいことです。

 

 それぞれのある要素の影響を発端に、他の二つの要素にどのような影響が出るかについては、例えばこんな具合です。

 

1)気分が落ち込む

  ⇒ 体調が悪くなる ⇒ 行動が活発でなくなる  または

  ⇒ 行動が活発でなくなる ⇒ 体調が崩れてくる

 

2)体調が悪くなる

  ⇒ 気分が落ち込む ⇒ 行動が活発でなくなる  または

  ⇒ 行動が活発でなくなる ⇒ 気分が落ち込む

 

3)行動が活発でなくなる

  ⇒ 気分が落ち込む ⇒ 体調が思わしくないと感じる  または

  ⇒ 体調が思わしくないと感じる ⇒ 気分が落ち込む

 

 最も自分の意思でコントロールしやすい要素は「行動」

 さて、ここまでお話をしてきた三つの要素の中で、最も自分の意思でコントロールしやすいものはどれかを考えてみましょう。

 

 まず「気分」ですが、仕事で嫌なことがあって落ち込んでいる時に、自分自身の気分を意志の力でコントロールするといった行為は、非常に難しいと思います。

 例えば、仕事で嫌なことがあった時、周りで話を聞いてくれた親切な人が「元気を出しなよ」などと慰めてくれることだってあるのでしょうけれども、その一言だけで本当に元気になれれば、どれだけ救われることでしょうか。

 

 次に「体調」ですが、これまた自分自身でこの要素をコントロールすることは、なかなか難しいと思います。

 例えば、風邪を引いて気分が落ち込み寝込んでいるような時、確かに体調を治せば気分や行動も回復すると考えられますが、自分の意思の力だけで体調を早く回復させるといったことはおそらく出来ないでしょう…出来ることと言えば、栄養のある食事と薬を取って、ひたすら身体を休めることぐらいのはずです。

 仕事で嫌なことがあった時に感じる「頭痛」「吐き気」「めまい」「腹痛」などといった症状についても、それらの症状を意志の力だけでただちに回復させることは難しいはずです。

 

 ただ唯一「行動」については、仕事で嫌なことがあった時などでも、(いくらかの肉体的・精神的苦痛を伴うこともありますが)自分の意思でコントロールすることが出来ます。

 例えば、仕事で嫌なことがあって気分が悪くなり、その結果として頭痛や吐き気、めまい、腹痛などを感じたような時に、「深呼吸をしてみる」「気分を落ち着かせるために、お茶やコーヒーを飲む」「ちょっと頑張って空元気を出してみる」「あえて思いっきり泣いてみる」などといった行動をとってみると、気分や体調に少しずつでも変化が起こるはずです。

 

 少し前に挙げた事例で例えると、仕事で嫌なことがあって「怒り」が前に出てきている時には、真っ赤な顔色など体調にも影響が出ていることまでは明らかですが、これに続く「イライラして周りのモノやヒトにきつく当たってしまう」という行動の部分について、「トイレなど一人になれる場所に行く」「爆発しそうになっている怒りを、あえて6秒ほど我慢する」「大きく深呼吸を何度もする」などといった行為に置き換えることによって、怒りという気分が徐々に収まり、頭に上った血も下がってきて顔色も元に戻る、といった感じでしょうか。

 

 気分や体調がすぐれない時に、何らかの行動を起こす(行動を変える)ことはなかなか大変なことですが、最初の部分のほんのちょっと苦痛を何とか我慢し、自分の意思でほんのちょっと行動を変えてみることが、あなたの気分や体調の変化に影響を与えるのです。

 それが、先にご紹介した本の中の一節である 「あなたが顔の表情を作ったような、とるにたりないことで、心理状態や体の化学物質が変わるのである」という部分とつながります。

 

まとめ

 とは言っても、仕事で嫌なことがあった時などに、いきなり誰もが「行動」を変えることで「気分」や「体調」を変えることができるかと言われれば、なかなか難しいことかもしれません。

 あるいは、仕事の最中に「思い切り泣いてみる」などといった行動の変化を実行に移すことも、あまり得策とは言えません。(苦笑)

 

 よって、今回ご紹介したお話を心の片隅にでも置いておいていただき、いざ何か嫌なことがあった時に「そういえば、Jackとかいう奴が何か言っていたなぁ」みたいな感じで思い出していただければ、そこから行動を変えることで、気分や体調を整えることが出来るかも知れません。

 

 その時の行動の変え方については、あなたにあった一番良い方法を選んでいただければ良いでしょう…飲み物を口にしようが、一人になってひたすら深呼吸をしようが、仕事が終わった後にたらふくやけ食いをしようが、家に帰ってふて寝をしようが。(笑)

 

 今回ご紹介したお話については、実践することについて一切の副作用が無いという点も大きなポイントです。効果の出方については、それぞれ個人差がありますが。

 もしもよろしければ、一度騙されたと思って試してみて下さい。