Jackです。
ちょっと呟いておきたかったので、言ってみました。
実際に苦しまれている方であればおわかりだと思うのですが、精神疾患は「気持ちの問題」で片付けられるようなものではありません。
健常者の方は時々このような物言いをされますが、そんな話を聞く度に結構辛い思いをします……気持ちの問題でカタがつくなら、どれほど楽なことか。気持ちの問題でカタがつくなら、精神障害の診断なんて受けていません。精神疾患の再発率の高さを見ても、到底「気持ちの問題」で抜け出せるようなものではないのです。
もの凄く極論を言えば、精神疾患を「気持ちの問題」で片付けることは、例えば心臓病を「気持ちの問題」と片付けることと同様だと言えます。なぜなら、どちらの場合も患者本人には全く落ち度が無く、何らかの要因が元で「たまたまその病気になった」からです。
精神疾患を「気持ちの問題」で切り捨てられてしまったら、言われた本人はすがるところがなくなってしまいます。そして、その行き着く先は……?
でも、健常者の方からの理解が得られにくいことも、重々承知しています。なにせ自分が精神疾患を患う前は、似たような意見に流されがちでしたから。自分で罹患した今なら、その過ちがよくよく分かります。
精神科医をはじめ、精神科医療に携わる方々でさえ、おそらくは知識や症例としてご存じなものの、当事者としての苦しみを理解してもらうというのはなかなか難しいのではないかとも思います。なので、一般の健常者の方々の理解が簡単に得られるとも思っていません。
最後にもう一度、大事なことなので言っておきます。
精神疾患は「気持ちの問題」ではありません。