皆さんこんにちは、Jackです。
実は少し前、職場で「どうしようもないおっさん」からまるで嫌がらせのような被害を受け、久々にブチ切れたことがあります。
そのおっさんに対する怒りの理由ははっきりとしていて、怒りで吐き気を催すという珍しい体験もしましたが、しばらくはそのおっさんに対する怒りがふつふつと残り、収まりがつきませんでした。
でも、後になって考えてみると、これって凄く無駄なことに時間と労力を割いていたんですよね。
怒りの原因(=嫌なおっさんのこと)を何度も思い返し、その都度自分の記憶にその怒りの原因を刷り込むようにし、どんどん疲れていく。そして、その行為は単なる時間の無駄でしかないという……自分にとってプラスになる要素が、まるでなかったのです。さしずめ、無用な怒りの炎で己を焼き続けるような行為でした。
時間はかかりつつもそう気づけるようになったのも、うつのリハビリを受け続けてきたからだったのですが、このような時に望ましいのは「怒りの原因をさっさと忘れて、楽しいことや嬉しいことに時間を割くこと」だと考えます。
理想を言えば相手を許す心を持つ方が良さそうな気がしますが、人間誰もが聖人君子というわけでもありませんので、なかなかそうはいかないことも多いでしょう。だったら、別に相手を許さなくても良いから、さっさと相手のことを忘れてしまいましょう。その相手にはきっと、あなたが時間と労力を割くだけの価値はありません。
そして、出来れば楽しいことや嬉しいことに意識を向けて自分をハッピーにしてあげることが望ましいのですが、人間の難しいところの一つとして「嫌なことは長い間根に持つことが多いが、嬉しいことや楽しいことは一時のこととして忘れやすい」ことがあります。日々の幸せを当たり前のように感じてしまい、その幸せを大事にかみしめることを忘れがちとも言えましょうか。
これまた人間にありがちな傾向の一つなのですが、「怒り」の感情は「喜び」などの感情よりも「クセ」になりやすく、より長くとらわれがちになります。本当は幸せなことに意識を集中する方が良いのに、ついつい嫌なことに意識を向けてしまい、そのことに一種の快感を感じてしまうのです。
限られた人生の時間の中でより幸せに生きるためには、これらの傾向を踏まえて「怒りをさっさと手放す」「良かったことにより意識を向ける」ことが大切です。うつのリハビリの時でも、一日の最後に「今日良かったことを3つ、感謝することを1つ発表する」という課題があったのですが、その理由はここにあったのだろうと思います。
という訳で、皆さんも仕事で嫌なことがあった時には、反省すべき部分があればその部分だけを反省し、あとはさっさと忘れて楽しいことや嬉しいことに意識を向ける練習をしましょう。それが難しければ、せめて深呼吸をして気分を落ち着ける訓練をしてみて下さい。
今回のお話は以上です。次回もまた、どうぞよろしくお付き合い下さい。ではでは~。