仕事が嫌になったら見るブログ

仕事が嫌になって仕事を辞めたおっさんから、仕事が嫌になった皆さんに向けた様々なtips集です。

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何とか働き口を見つけられました


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 皆さんご無沙汰しておりました、Jackです。

 

 いったんは仕事が嫌になって仕事を辞めたおっさんですが、やはり働かなければ生きてはいけません。

 

 これまで随分と長い間、障害者雇用枠での就職活動を行ってまいりましたが、最近になってようやく一定の形を見つけることが出来ました。今回はそのことについて少しお話をしてみたいと思います。僕と同様の境遇の方々のご参考になれれば幸いです。

 

何とか働き口を見つけられました

障害者雇用枠での就職活動の感想

 まず一番皆さんの参考になるかと思ったのは、このことでしょうか。

 

 結論から申し上げますと、概ね次のようなものになります。

 

1)いくらスキルや経験、実績がアピールできても、そもそも「年寄り」は敬遠される。

2)通勤距離(田舎から都市部へ)は、時間換算で90分ぐらいまでなら通勤圏。(ハローワーク担当者の感覚)

3)企業から見ると、身体障害者に比べて精神障害者は「配慮事項」が見えにくい。応募書類や面接時の受け答えで十分な説明が必要。

 

 では、それぞれの項目についての詳細な感想です。

 

 やはり1)の項目が、個人的には一番きつかったように思います。企業としては障害者雇用において、即戦力を求める比率よりも「長く働いてくれること」を重視しているように感じました。決して即戦力を求めていないという訳でもなさそうでしたが、ハローワークの相談員さんとの話でも「表だって言えたことではないが、企業側も年齢で求職者をふるいにかけることはよくある話で、Jackさんの場合はここが一番のウィークポイントなのかも」とのことでした。

 

 そういった意味では、僕のようなアラフィフのおっさんは「そこまで人材確保に困っていない企業(応募者が多数の人気企業)」からすれば敬遠されがちだったように思います。大企業におけるデータ入力の仕事のように、そもそも職場が若い人ばかりで、現場リーダーも自分より若い方だったりというケースでも、中高年層の求職者はひょっとしたら「お呼びでない」のかも知れません(あくまでも実際に面接を受けた際の個人的な感想です)。

 

 2)については、個人的には当初ここが結構なネックとなっていると考えていたのですが、ハローワークの相談員さんとの話では「通勤時間が90分程度までなら、全然通勤圏内でしょう」とのことでした。ただし、能力や経験が同じぐらいの応募者を比較した場合、通勤距離の観点で選考から外されることは十分にあり得ます。企業からすれば、障害者本人の通勤時の負担を考慮しつつも、支給しなければならない交通費の問題も考えなければなりませんし。

 

 3)については、簡単に言えば身体障害者の場合は必要な配慮事項が視覚的に分かりやすいが、精神障害者の場合は『何がきっかけで障害が発症(再発)するか、本人からの説明を聞いてもなかなか分かりにくい』」といったところでしょうか。

 

障害者雇用枠での就職活動のまとめ

 以上の3点をまとめて簡単に言えば、極論ですが「能力や経験があまりなくても『若い身体障害者の方』であれば、比較的すんなりと就職が決まる」ように感じました。あくまでも僕が通所していた就労移行支援事業所の他の利用者さんを見ての感想ではありますが。

 

 また、先のお話では「あまり大きな問題にはならない」ようにも述べましたが、やはり通勤距離(時間)、あるいは自分自身の居住地は、障害者雇用枠に限らず仕事を探す上で非常に大きな問題だったのではないかとも思います。

 

 面接の際でも「結構遠方にお住まいなんですね」「なぜ都会部(遠方)での就職を希望されるのですか」などと言われましたが……そんなもの「そもそも田舎に障害者雇用枠での仕事なんか、ほとんど無いんだよ!」って言いたかったところでしたが。(苦笑)

 

 僕の場合は田舎で持ち家を購入してしまったことや、近所に住む両親や義理の両親とのこと、長い付き合いの友人との関係のこと(距離が離れると、どうしても疎遠になってしまう)などもあったため、そうそう簡単に転居することが出来なかったというのは、就職活動において結構なハンディキャップだったように感じます。正直、自分が都会住まいだったら、もう少し楽に就職活動が出来たのではないかと思っています。

 

 あと、障害者雇用枠での求人は大きく分けて「一般事務」と「軽作業」が中心になってくるのですが、正直どちらもお給料は安いです。(笑)

 

 ただ、この二つの職種に関してハローワーク等の求人情報を見ていた限り、一般雇用枠の求人でも条件はあまり変わらなかったようにも思います。そもそもこの二つの職種(業務内容)に対する一般的な給料(の相場)が安いのでしょうね。

 

 ちなみに、障害者雇用枠でもお給料が良い求人は「国家資格(例:薬剤師など)やプログラミングなど、特殊なスキルが必要な求人」だったように感じます。ただし、求人票の内容を見ていると「障害者にそこまでの仕事を求めるの?」って思うような求人も、少なからず見受けられたようですが……?

 

新たな就職先は、以前お世話になったことがある地元の工場に

 結局、田舎住まいの身で都会での仕事を探すのがほぼ無理っぽいと感じたため、最終的には昨年短期契約社員としてお世話になったことがある地元の工場で働かせていただくことになりました。

 

 前職を退職後に「自分は前職での仕事が嫌だったのか、そもそも働くことが出来るのか?」を見極めるために、短い期間限定での就労先を探していたところ、渡りに船のようにあった求人へ応募し働かせていただいたのですが、採用の際にも僕自身の精神障害のこと、障害者雇用枠で今後就職先を探していきたいことを理解して下さったうえで「もしも気が変わってうちで長く働きたいと思ったら、また声をかけて」とおっしゃっていただいたご厚意に甘えるような形での就労先の決定でした。

 

 しかも、求人応募はいわゆる「一般枠」での応募だったのですが、僕が障害者手帳を取得していたため、今回は障害者雇用枠で採用していただくことも出来ました。先方企業様に対しては、本当に感謝の念でいっぱいです。

 

 ただし、以前お世話になっていた時とは就労場所も業務内容も異なり、体力的に結構きつかったり、覚えなければいけないことがかなり多かったりで、なかなか苦労しています。頑張り次第では準社員・正社員への登用制度もあって下さるそうで、採用していただく際にも「準社員・正社員を目指して頑張りたいです」と言ったものの、いざ実際に現場で働いてみると正社員の皆さんの大変さを目の当たりにし、その道の険しさに戦々恐々としている次第です。(苦笑)

 

 という訳で、今回はこの辺りで一旦お話を終えさせていただきます。今回お話しさせていただいた内容の更なる詳細については、また別の機会に記事に出来ればとも思います。次回もまた、どうぞよろしくお願いいたします。