仕事が嫌になったら見るブログ

仕事が嫌になって仕事を辞めたおっさんから、仕事が嫌になった皆さんに向けた様々なtips集です。

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転職エージェントを利用した方がいい、本当の理由


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 皆さん、おはようございます。Jackです。

 

 今回お話しするのは、転職を考えた時に転職エージェントを利用することの、真のメリットについてです。まあ、多分に僕の個人的な経験がお話の根底にあるのですが、そういう考え方もあるのかって感じで、皆さんのお役に立てれば幸いです。

 

転職エージェントを利用した方がいい、本当の理由

転職を考える時に、利用できるサービス

 「もうこんな仕事やってられるか、辞めてやるっ!」って思って、いざ転職をしようと思った時、誰もが当然ながら次のお仕事を探すことになると思います。

 

 で、次の仕事を探すための手段としては、おおむね次のようなものがあるでしょう。

 

1)ハローワーク

2)求人情報誌

3)転職エージェントサービス

 

 今の仕事について悩みを抱えている時、様々なキーワードでインターネット検索をすることが多いと思われます。で、その結果で出てきたネット記事やブログなどでは、色々なことが書かれていても、結局のところ記事の最後では転職エージェントの広告への誘導があるという。(笑)

 

 個人的にはこの手の記事、目的は転職エージェントサイトへの誘導によって広告収入を得ることが目的だと思っているので、話半分ぐらいにしか思っていません。本当に知りたい情報というのは、無料で利用できるインターネットの検索で得られることは滅多にないのです。これは、僕が仕事の中で知った数々の真実のうちの一つです。

 

転職エージェントの利用の是非

 さて、それでは実際のところ、転職エージェントの利用について、皆さんはどのようなイメージを持たれることでしょうか。

 

 あっちこっちのネット記事で、仕事の悩みについてあーだこーだと一般的なことが記された後、毎回のように出てくる転職エージェントの利用案内。人によっては、何だかネズミ講への案内のようなイメージを持たれることもあるかも知れません。少なくとも、最初の頃の僕はそうでした。

 

 ただ、仕事の悩み相談のような内容のブログ記事の内容の是非はひとまず置いておき(いや、そうなると僕のブログ記事の存在意義も非常に危うくなってくるのですが)、転職を考える時の転職エージェントの利用の是非についてのみ、個人的な意見を述べさせてもらいます。

 

 ズバリ、先にご紹介した「転職時に仕事を探す際の手段」について、各サービスを利用する際のメリットが高い順番に並べると、次のようになります。

 

 転職エージェント > 求人情報誌 > ハローワーク

 

 なぜこのような順番になるのでしょうか。その理由については、おおむね次のとおりです。

 

求人募集する企業が、どれだけ「人」にお金を掛けられるのか

 はい、こちらの見出しの通りです。求人募集をする企業が、求職者に対してどれだけお金をかける意志があるのか。これ、仕事を探す側からしたら、とても大事なことだと僕は思います。

 

 と言いますのも、人材をどれだけ大切に扱おうとしているのかが、そのまま求人へのコストの掛け方に反映されているからです。

 

 転職エージェントを利用する場合、基本的には利用者である求職者は、サービス利用料を支払う必要が全くありません。転職エージェントの利益となるお金は、最終的には転職エージェントを利用して人材を雇用した各企業が支払うからです。その金額は、企業が雇用した人材の月給数か月分だと言われています。

 

 つまり、企業がその人材を雇用するために、それだけの多額な費用を支払っている訳です。そこまでして自社の役に立ってくれる人材を確保したい。それだけのお金を支払って雇ったからには、簡単に辞めてもらっては困る……だからそれだけ、転職エージェントを利用して雇用した人材は、大切にしないと自社の損失が大きくなる。

 

 簡単に辞められてしまっては、また一から求人を出さなければならない。そのために自社の人材と時間とお金を、更に追加で消費しなければならない。

 ただでさえ、自社の役に立つ特殊なスキルや経験を持った人を雇おうとすると、それなりの給料の提示がないと人が集まらない。また、転職エージェントを利用しての求人を行うからには、企業にとってはその求人情報を「非公開情報」とするだけの、何らかの理由があるのでしょう。

 

 そうなると、折角確保した人材にあっさりと辞められてしまって、その都度転職エージェントを何度も利用するとなると、どんどん費用がかさむ一方になるわけで……普通の考え方が出来る会社であれば、きっとそう考えるはずです。

 

 そういった意味では、求人情報誌への広告掲載は、転職エージェントの利用よりはコストが安く済むのでしょうが、それでもそれなりの費用(何かで知った僕の記憶が正しければ、数十万円程度だったかな?)が掛かります。

 

 また、転職エージェントが自社の求める人材を紹介してくれる場合とは異なり、一般広告として求人情報を出すとなると、自社が求めるような人材が応募してくれる可能性は、転職エージェントを利用した場合と比べてかなり低くなる(というか、どのような人材が応募しに来てくれるのかが分からない)だろうと思います。

 

 それでも企業としては、求人に対してそれなりの労力と時間とコストを掛ける訳ですから、やはり損得勘定で言えば、雇った人材を大切にして、簡単に辞められないようにしないと、企業としての損失はそれなりに大きいわけですよ。

 

ハローワークを通じての求人の問題点

 そういった意味で言えば、ハローワークを通じての求人というのは無料で行える分、企業からしたら一番損失が少ない訳ですよ。その分だけ、折角雇った人材を少々雑に扱おうが、それで仕事を辞められようが、それほど大した損失にはならない。

 

 仮にハローワークを通じて雇った人材がいきなり会社を辞めても、企業としてはハローワーク「また求人を出したいです。求人の際の条件などは、前回求人シートに記入した内容と全く同じで。それじゃ、よろしく」というだけで済んでしまいます。

 実際に複数回、同じ求人を出す仕事をした時には、ハローワークとのやり取りはそれだけで済んでしまいました。本当に呆気ないものでしたよ。

 

 企業として困るのは、せいぜい次の人材が確保できるまでの間、人手が足らなくなることぐらいじゃないでしょうか……いやまあ厳密には、そこそこきちんとした企業であれば(苦笑)、税金や雇用保険などの手続きで労力や時間を割かなければならないので、多少の損失は増えたりするのでしょうけれども。

 

 もちろん、ハローワークが行っている雇用対策に問題があるという訳でもなく、ハローワークを通じて求人を募集している企業すべてに問題があるという訳でもありません。ただ、無料で行える求人サービスである分だけ、求職者が地雷を踏む危険性が高くなると僕は考えます。

 

 実際、僕が過去に転職をした時、次の仕事が始まるまでの間の仕事をハローワークを通じて探したら、企業との面接の際にハローワークで紹介されたものとは全く異なる条件を提示されたことがありました。

 

 より具体的には、時給が当時の最低賃金を割っていたというもので、企業側の言い分は「うちでは全員、最初の三か月程度は試用期間として、この時給で働いてもらう」とかいうものでしたが……でも、実際に一緒に仕事をした人達に話を聞くと、もう何年も働いているような人達でも、未だに試用期間を終えている人は一人もいなかったという。(苦笑)

 

 まあ、その仕事については僕が面接当初から「求人の条件と違う」と担当者に噛みつき、求人通りの時給で二週間程仕事をしたところで担当者から「上の方からも言われたんだが、やはり君の時給は高すぎるから、悪いが辞めて欲しい」などと言われましたが……ぶっちゃけ仕事の内容も、時給の割には非常にきつく、こっちも「いつ理由をつけて辞めてやろうか」と思っていたところだったので、渡りに船とばかりにさっさとその仕事を辞め、求人情報誌で探した別の仕事でしっかり稼がせてもらいましたよ。はい。

 

まとめ

 といった感じで、もしも転職を考える場合、求職者の立場としては「ブラック企業には当たりたくない」と思うのは当然なので、今回は可能な範囲内で極力ブラック企業を避ける方法についてお話をしてみました。

 

 何度も言いますが、ハローワークが悪い訳でも、ハローワークで求人を出している企業すべてが悪い訳でもないんですよ。

 ただ、求人にかかるコストがほとんどない分、折角雇った人材を安易に扱い過ぎる企業が少なからずあるというのも、また事実というだけで……これ以上の具体的なことは、守秘義務もあるので表には出せませんが、僕が複数の仕事で見聞きした経験上からのお話です。

 

 なお、ハローワークの利用そのものについては、失業保険の受給手続きや各種の就労支援対策(一定の賃金を貰いながら、職業訓練が受けられるサービスなど)のように、求職者にとって非常に大きなメリットがあるサービスも色々あるので、転職を行う際にはぜひそういったものをフル活用していただければ良いだろうと考えます。

 

 以上、実際に転職をする時の、物の考え方の一つについてでした。次回もまた、どうぞよろしくお願いいたします。