仕事が嫌になったら見るブログ

仕事が嫌になって仕事を辞めたおっさんから、仕事が嫌になった皆さんに向けた様々なtips集です。

スポンサーリンク


人の怒りのピークは、最長でも6秒間 まずは6秒数えてから、相手への怒りに対処しよう


スポンサーリンク

 皆さんこんばんは、Jackです。

 

 今回は「アンガーマネージメント」にまつわるお話を少ししてみたいと思います。

 仕事で嫌なことがあった時に、爆発しそうな感情をコントロールするための術の一つです。今回のお話が皆さんのお役に立てれば幸いですね。

 それでは、今回もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

人の怒りのピークは、最長でも6秒間 まずは6秒数えてから、相手への怒りに対処しよう

人の怒りが招いた、悲しい事件

 つい先日、コンビニエンスストアで高齢者の客が、店員に対して「おつりの渡し方がなっていない」などと文句を言い、それにキレた店員が客を投げ飛ばして頭を床に打ち付け、意識不明の重体に追い込んだ事件が報道されていました。

 

 個人的には正直なところ、ここ最近の中高年の客(特に男性)の態度やマナーが余りに目に余る光景をちょくちょく見かけていたので、投げ飛ばされた高齢者について「また何か横柄な物言いとかしたんじゃないの?」って疑ってしまいます。

 

 ただでさえサービス業に就かれている人達って、客からの理不尽な要求や横柄な態度に辟易させられることが多いですので、コンビニの店員さんの気持ちが何となく想像できたりもするのですが…でも、やっぱり暴力はいけないことですよね。

 

 とはいっても、瞬間的に沸き上がった怒りに任せて、気が付いたら相手に暴力をふるってしまっていたなんてことも、時々あったりするわけでして…良くも悪くも、人間は感情の生き物です。出来ればその感情の発露を、良い方向に向けたいものですね。

 

人の怒りがピークに達するまでにかかる時間は、おおむね6秒程度

 さて、人の怒りの感情がピークに達するまでの時間は、おおむね6秒程度であると言われています。

 

 相手の理不尽に対して「○○はこうあるべき!」みたいな考えが自分の中にあったら、その「べき思想」を刺激するような出来事に遭遇したら、瞬間的に相手に対する怒りが湧きおこったりすることは、至極当然なことなのです。

 

 ただし、怒りのピークに達するまでの6秒間をぐっとこらえることが出来れば、そこから先は徐々に相手に対する怒りが収まってきて、冷静に対応するための余裕が生まれてくることもあります。

 6秒間という数字は、長いような短いような微妙な時間ですが、ここを何とか乗り切ることが出来れば、貴方が犯罪者になるようなことを避ける機会はぐっと増える訳です。つまらないクレームをつけてくる面倒臭い客を相手に、自分の人生を棒に振る機会がそれだけ減るという訳ですね。

 

 その6秒間をぐっと耐えるためには、自分の中にある「物事はこうあるべき」という「べき思想」をどれだけ手放すことが出来るかが重要になってきます。

 例えば、「みんなが並んでいる列の順番は守るべき」とか「人は誰かに接する時には、それ相応の礼儀を守るべき」とか、人によって様々な「べき思想」がある訳ですが、世の中にはごまんと人がいて、それぞれが自分自身の「べき思想」や「自分自身の生き方のスタイル」みたいなものを持っているわけです。

 

 これら他人の「べき思想」と、自分自身の「べき思想」を擦り合わせて、別段相手に譲っても差し支えが無い(あるいは、自分の「べき思想」を押し通す方が、結果的には自分にとって不利になる)ような時には、さっさと自分の「べき思想」を手放すのも良いでしょう。

 

我慢ばかりでは、自分の気持ちが持たないこともあるけれど…

 でもまあ、こう言ってしまうと「何でも相手に譲って、自分に我慢しろってことなの?」といった疑問も生じてくることと思います。

 

 自分がどうしても相手の行為を許すことが出来なくて、一言文句を言ってやらないと気が済まないといった場合には、言葉や言い方を選んで相手に自分の考えを伝えることも、必ずしも悪いという訳ではありません。

 

 ただ、それを行うことによって、自分や自分の大切な人達に迷惑が生じるような場合であれば、「この程度の相手にこの程度のことを譲ったところで、別にどうってことはない」って思って悠然と構えるぐらいの方が、最終的には周りで見ている人達からの共感を得られるのではないでしょうか?

 

 自分の「べき思想」を表に出すという行為は、考えようによっては他者からの承認欲求を満たしたいという感情の表れであるとも言えるでしょう。

 とはいえ、他者からの承認欲求を満たす行為としては、社会通念上「悪いこと」と思われるような他者へのあからさまな非難や暴力といった手段に訴えるよりは、「君子危うきに近寄らず」ということで、不快に感じる相手から距離を取る方が得策であると僕は思います。

 

 あなたにとって一番大事なことは、相手の行為を非難することではなくて、あなたとあなたの大事な人達の生活を平穏無事なものにすることです。

 だから、仕事の上であれ私生活の上であれ、嫌なことがあったときにストレートに自分の怒りを爆発させるよりも、冷静な思考力に基づいてその時々に応じた適切な対応をするのが良いと思います。

 

 そのためにも、怒りが爆発しそうになった時には、とりあえず6秒間を数えて落ち着きを取り戻す努力をして、そこから相手への対応策を考えるようにしてみて下さい。

 脊髄反射的に怒りを爆発させて、相手を怪我させたり殺したりしてしまっては、あなたの大事な人生を棒に振ってしまうことになりますので。