仕事が嫌になったら見るブログ

仕事が嫌になって仕事を辞めたおっさんから、仕事が嫌になった皆さんに向けた様々なtips集です。

スポンサーリンク


ストレスが溜まるほど、人間は無駄遣いをするようになる


スポンサーリンク

 皆さんこんばんは、Jackです。

 

 今回お話するのは、人がストレス解消の手段として無駄遣いに走る傾向が強いというものです。ストレスが溜まっている時には、得てして生活が不安定になりがちなことが多いと思うのですが、そのような時に無駄遣いに走るとどうなるか…その辺りのことについてお話ししてみたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

ストレスが溜まるほど、人間は無駄遣いをするようになる

ストレス解消と無駄遣いの関係性

 ケリー・マクゴニガル著「スタンフォードの自分を変える教室」という本によりますと、人は落ち込んだ時の気晴らしなどで、楽しい気分になることをしようとするのが一般的であると言われています。

 

 曰く、食べたり飲んだり、ショッピングをしたり、テレビやインターネット、ゲームに興じたり…いずれも脳の報酬システムを活性化する手段として一般的なストレス解消法で、別にそれほど悪いことではありません。

 

 しかしながら、人は時として報酬を期待して息抜き作戦に出ると、とんでもないことをしでかす恐れがあります。それはおそらく、直面しなければならないストレスが大きな生活をしている人ほど顕著に表れるものであって、たとえばキャバ嬢がホスト通いに熱を入れ上げて、一晩のうちに百万円単位でお金を使ってしまうことがあるような感じでしょうか。

 

 これって冷静に考えれば、凄まじいまでの無駄遣いのように思うのですが、おそらく当の本人達からすれば、その辺りの判断が付かないぐらいにストレスが溜まっているということなのでしょうね。

 あくまでも本人が、自分の責任と財力の範囲内で可能なことであれば全然良いのですが、正常な判断力が無い中で借金をしてまで大金を費やして身を持ち崩すなどといったことになってしまったら、目も当てられません。

 

自分に厳しくするだけでは、意志力は強くならない

 とはいえ、では「こういった無駄遣いをしないように」と自分を厳しく律しようとしても、あまり効果はないのだそうです。

 というのも、自己批判は常にモチベーションの低下や、自己コントロールの低下を姉くということが、数々の研究結果の中から知られているのだそうです

 

 また、自己批判うつ病の最大の予兆であり、うつ状態では「やる力」や「望む力」が失われてしまいます。これに対し、自分への思いやり…自分を励まし、自分に優しくすること…は、やる気の向上や自制心の強化につながります。

 

 という訳で、ストレスが溜まっている時の無駄遣いが一概に「悪いこと」であるとは、なかなか言いづらいのではないかと僕は思います。

 仕事そのものにやりがいが見つけられなかったり、あまりにも強いストレスにさらされ続けているものの、何らかの理由があってその仕事を続けなければならないような場合においては、自分が負っている責任に対しての意志力だけで解決しようとするのではなく、自分が責任を果たした時のささやかなご褒美があっても良いと思うのです。

 

 だから、あくまでも自分の身を持ち崩さない範囲内であれば、食べたり飲んだり、ちょっと手が出にくい価格の商品を自分へのご褒美として購入したりするぐらいの「自分に対するご褒美」は、無いとなかなか頑張れないのではないでしょうか?

 

 ここで大事なのは、「自分の身を持ち崩さない範囲内にとどめること」だと僕は考えます。

 先に例として挙げたような、キャバ嬢やホストに入れ込んで一夜のうちに大金を使ってしまうような行為は、その金額が自身の収入からみて無理のない範囲内であれば「個人の自由」として考えても良いと思うのですが、一晩の一時の快楽のために何十万円、百万円といった大金を使い果たしてしまうというのは、あまりにも刹那的かつ無茶なストレス解消の方法だと思います。

 

「お金を使うストレス解消」は、できるだけ有効活用したい

 そもそも、無駄遣いというレベルまではいかなくても、ショッピング(お金を使う)という行為は、比較的簡単に人のストレスを解消することができる行為であるとも言われています。

 ストレス解消の方法としては、適度な運動をしたり、睡眠を十分にとったりといった感じで他にも色々とありますが、にぎやかな雰囲気のショッピングモールで気に入った商品を購入するという行為は、比較的簡単に「楽しい」という感覚を得ることが出来ますよね。

 

 ただ、ある程度時間が経って冷静になった時に「何でこんなものを買っちゃったのかなぁ」って後悔することも、ちょくちょくあるのではないでしょうか。

 買った時には「これ素敵」とか「持っていて色々と便利そう」などと思っていたものの、実際に手に入れてしまうとなかなか使う機会がなくて、クローゼットの奥の方で眠りっぱなしになっているものなんかって、結構あるんじゃないですかね。(笑)

 

 だから、僕が個人的に皆さんにお勧めしたいのは、ストレス解消の方法としてお金を使う時には「商品を買う」のではなく「経験を買う」ことです。

 商品を買ったのであれば、その商品を使わなくなってしまえばそこまでに終わってしまいますが、何らかの経験を買ったのであれば、その経験は後日何かの役に立つことだってあると思うのです。

 

 家族や友人とどこかへ旅行に出かけたり、その旅先で美味しいものを食べたり飲んだり…そういった経験は、同じお金を使う行為でも後々まで「良い思い出」として記憶の中に残ることでしょう。

 ひょっとしたら、その時の経験が元で、後日新たな素晴らしい経験をすることが出来るかも知れません…ここまでくれば、もはや「無駄遣い」とは一概に言えないと思います。

 

 これは一種の「自己投資」と言えるのかも知れませんが、同じようにお金を使ってストレスを解消するのであれば、後々まで色々と役に立つことにお金を使ってみてはいかがでしょうか?