仕事が嫌になったら見るブログ

仕事が嫌になって仕事を辞めたおっさんから、仕事が嫌になった皆さんに向けた様々なtips集です。

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仕事で嫌なことがあったら、さっさと忘れてしまおう


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 皆さんおはようございます、Jackです。

 

 今回の記事は、仕事で嫌なことがあった時の対処法の一つについてです。

 仕事に限らず、嫌な思いをすることは多々あるものですが、そういった時に共通して参考に出来る考え方ですので、ぜひご覧いただければ幸いです。

 それでは、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

仕事で嫌なことがあったら、さっさと忘れてしまおう

人間の脳の不思議

 おそらく皆さんも仕事や、仕事に限らず何か嫌なことがあった時には、腹が立って仕方が無くて夜も眠れないといった状況になったことがあると思います。

 

 さて、僕も自分自身の抑うつ状態からの脱却の過程の中で、様々な勉強をしてきましたが、確かリワークに通所している時のことで、精神病院の臨床心理士の方から非常に興味深いお話を伺いました。

 それは「人間の脳は、嫌なことほど良く覚えている」というもので、多くの人達が持っている考え方のクセの一つとして、楽しかったことや嬉しかったことは比較的すぐに流して忘れてしまうのですが、つらかったことや悲しかったこと、嫌な思いをしたことなどほど、何度も繰り返して思い出してしまうものなのだそうです。

 

 言われてみれば確かに、嬉しかったことや楽しかったことは「ああ、良かった」と思って、その一瞬の間は幸福な思いに包まれますが、それらはやがて過去の思い出として流れ去っていって、その当時に感じた幸福感はなかなか思い出せません。

 一方、例えば恨みつらみの話などは「三つ子の魂百まで」ではありませんが、何度も何度も繰り返して思い出してしまうことが多いです。特に女性はその傾向が顕著に表れるようで、例えば昔の夫婦喧嘩の内容についても、夫の方は「えっと…そんなこともあったっけかな?」となることが多いのですが、妻の方は「あの時アンタはこう言った、それで私は大変傷ついた」などと、当時の夫婦喧嘩の様子を事細かに覚えていることが多いようです。(笑)

 

嫌なことを繰り返し思い出すことの危険性

 さて、それではここで「嫌なことを繰り返し思い出すことの危険性」について触れてみたいと思います。

 嫌なことを繰り返し思い出すことが、何故危険なのか…それは、繰り返し嫌なことを思い出せば思い出すほど、その内容が脳の中の記憶として強く残されてしまうからです。

 

 嫌な思い出が強く脳の記憶の中に残ってしまうと、ずっとその思い出に苦しみ続けなければなりません。そして、再び過去の嫌なことを思い出すことで、その記憶は更に強く脳の記憶の中にインプットされていく…これは非常に危険な悪循環であると言えるでしょう。

 これは、本来であれば「忘れる」ことによって抜けていたであろうストレスが、雪だるま式に膨れ上がっていくことでもあります。この負の連鎖は、どこかで断ち切らなければ、自分自身の心と体が持たないです。

 

何らかの方法で、嫌なことはさっさと忘れよう

 だから、もしも仕事や仕事以外のことで何か嫌なことがあったら、その瞬間や少しの間は落ち込んだり、腹を立てたり、悲しんだりすることも良いでしょう…自分自身が今感じていることを否定せず、まずは受け入れるということも、「自分(の感情)を否定しない」という意味で、非常に大切なことです。

 

 しかし、ある程度の時間が経ったら、誰かに愚痴を聞いてもらうなり、有酸素運動で汗を流すなり、美味しいものを食べたり、さっさとふて寝してしまうなりして、嫌なことはできるだけ早く忘れるのが吉です。

 そもそも、例えば誰かから嫌なことを言われたorされたといったことがあったとしても、いじめ問題におけるいじめた側の心理と同じで「やった側は何とも思っていない、あるいはそれほど深刻に考えていないことが非常に多い」のです。

 

 この辺りのお話については、Jamさんの「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ」という本が、内容が非常に面白く、分かりやすかったです。

 

  簡単なマンガと文章で様々な説明がされており、大変読みやすい本です。

 

 僕も仕事をしている中で、同じ会社の社員さんなどからきつ~い一言を言われたことは何度となくあって、そのたびに落ち込んだり傷ついたりしていましたが、しばらく経ってからその人と再び話をすると、まるで何事もなかったかのごとく普通に会話をされたりすることが多々ありました。

 

 これはおそらく、言った本人は嫌な思いをした訳ではないので、楽しかったことや嬉しかったことと同じように「すぐに忘れてしまっている」のだろうと僕は推測します。

 それぐらい、他人は何気なくこちらに色々と言ってくるものですし、自分の発言が相手を傷つけていることにすら気づかず、何とも思っていないことだって多いものなのです…そのような、ある意味で「些細な」発言を、いちいちこちら側が悲しんだり落ち込んだり、何度も嫌な思いをして思い出すことはありません。

 

 僕自身、この境地に至るまでには紆余曲折がありましたし、非常に長い時間がかかりましたので、皆さんに今すぐこれを実践してくださいとは言いづらいです。

 それでも、まずは「そんな考え方もあるんだな」って感じで聞き流してみて、実際に嫌な思いをした時に「そういえば、Jackとかいうヤツが何か言っていたような…」みたいな感じで思い出してもらえれば幸いです。

 

 今回のお話は、この辺りにて終わりとさせていただきます。

 次回もまた、どうぞよろしくお願いいたします。